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  1. Apex練習問題

練習問題 2: 条件分岐と変数の操作

以下の条件に従って、コードを書いてください。

  1. Integer型の変数scoreを宣言し、75を代入してください。
  2. scoreが80以上の場合、String型の変数resultに”Passed”を代入し、それ以外の場合は”Failed”を代入してください。
  3. 最後に、resultの値をSystem.debug()を使ってコンソールに出力してください。

解答例

// Integer型の変数scoreを宣言し、75を代入
        Integer score = 75;
        
        // String型の変数resultを宣言し、scoreが80以上の場合は"Passed"、それ以外は"Failed"を代入
        String result;
        if (score >= 80) {
            result = 'Passed';
        } else {
            result = 'Failed';
        }
        
        // resultの値をSystem.debug()を使ってコンソールに出力
        System.debug('Result: ' + result);

解説

1. 変数を宣言する

まずは、変数についておさらいです。変数はデータを保存するための「箱」で、特定の名前を付けて扱います。

Integer型の変数scoreを宣言し、75を代入

Integer score = 75;
  • Integer は整数を扱うための型です。
  • score という名前の箱を作り、そこに 75 という値を入れます。

2. 結果を判定する

次に、score の値が80以上かどうかを判定します。この部分では、条件分岐を使います。条件分岐は、ある条件が真か偽かによって異なる処理を行うものです。

scoreが80以上の場合は”Passed”、それ以外は”Failed”

String result;
if (score >= 80) {
result = 'Passed';
} else {
result = 'Failed';
}
  • String 型の変数 result を宣言します。この箱には文字列(テキスト)を保存します。
  • if (score >= 80) は、score が80以上かどうかをチェックしています。
  • score が80以上の場合、result'Passed'(合格)を代入します。
  • それ以外(score が80未満の場合)には、result'Failed'(不合格)を代入します。

3. 結果をコンソールに表示する

最後に、評価の結果をコンソールに出力します。

System.debug('Result: ' + result);
  • System.debug() は、変数の中身を表示するための命令です。
  • 'Result: ' というメッセージと、result の中に入っている値を一緒に表示します。

コンソールに表示される結果

このプログラムを実行すると、次のようなメッセージが表示されます:

Result: Failed

これは、score75 で80未満なので、結果が「不合格」と判断されたことを示しています。


全体の流れまとめ

  1. スコアを保存するための箱 score を作り、 75 を入れました。
  2. score が80以上かどうかをチェックし、その結果を result という箱に保存しました。
  3. 最後に、System.debug() を使って、結果をコンソールに表示しました。

これが今回のコードの全体の流れです。

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プロフィール
●氏名:ARAKAN
●年齢:32歳
●居住地:九州
●勤務先:情報システム部
●一言:とある企業でSalesforce管理者として勤務しているARAKANです。業務の中での気づきやTipsを投稿しています。
<保有資格>
・Salesforce認定 アドミニストレーター
・Salesforce認定 上級アドミニストレーター
・Salesforce認定 Sales Cloudコンサルタント
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・Salesforce認定Marketing Cloud Account Engagement スペシャリスト
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