目次
以下の条件に従って、変数を宣言し、操作を行ってください。
Integer
型の変数a
を宣言し、10を代入してください。Integer
型の変数b
を宣言し、20を代入してください。a
とb
を足し合わせ、その結果をInteger
型の変数sum
に代入してください。- 最後に、
sum
の値をSystem.debug()
を使ってコンソールに出力してください。
解答例
// Integer型の変数aを宣言し、10を代入
Integer a = 10;
// Integer型の変数bを宣言し、20を代入
Integer b = 20;
// aとbを足し合わせ、その結果をInteger型の変数sumに代入
Integer sum = a + b;
// sumの値をSystem.debug()を使ってコンソールに出力
System.debug('Sum of a and b: ' + sum);
解説
1. 変数を宣言する
まず、「変数」 というものについて説明します。
変数とは、プログラムの中でデータを一時的に保存しておくための「箱」のようなものです。今回は数字を保存する「箱」を用意します。
Integer型の変数aを宣言し、10を代入
Integer a = 10;
Integer
は整数を扱うための「型」を意味しています。Apexでは変数を作るときに、どんな種類のデータ(型)を扱うのか指定する必要があります。a
は「箱」の名前です。この名前は自分で決められますが、今回はa
にしました。=
は「イコール」という意味ではなく、右側に書かれた値を左側の箱に入れる(代入する)という意味です。10
はa
という変数に入れる数字です。
Integer型の変数bを宣言し、20を代入
Integer b = 20;
上記の a
と同じように、今度は b
という名前の変数に 20
という数字を入れます。
2. 変数aとbを足す
次に、a
と b
を足し合わせ、その結果を別の変数 sum
に入れます。
Integer sum = a + b;
a + b
は、a
に入っている数字(10)とb
に入っている数字(20)を足し算しています。- 足し算の結果は
30
なので、その結果をsum
という名前の変数に入れています。
3. 結果をコンソールに表示する
最後に、足し算の結果( sum
)をコンソールという場所に出力します。
System.debug('Sum of a and b: ' + sum);
System.debug()
は、プログラムの途中で変数の中身を確認したり、デバッグという作業をするための便利なツールです。'Sum of a and b: '
はメッセージの一部で、「aとbの合計は」という意味です。この文字列に、sum
の中に入っている値(30)をくっつけて出力します。
コンソールに表示される結果
実際にこのプログラムを実行すると、次のようなメッセージが表示されます:
Sum of a and b: 30
これは、a
と b
を足し算した結果、30
が正しく計算されたことを示しています。
全体の流れまとめ
- 数字を保存する「変数」という箱を
a
とb
で作りました。 a
には10
、b
には20
を入れました。- それらを足し算して、結果を
sum
という新しい箱に入れました。 System.debug()
を使って、その結果(sum
の中身)をコンソールに表示しました。
これが今回のコードの全体の流れです。