例えば、新規の商談レコードを作成しようとするとき、モーダル表示から複数のレコードタイプを選択するのが面倒と感じるときってありますよね。そんな時は、リストページにレコードタイプごとにカスタムボタンを用意してあげると、ユーザーの手間を少し省くことができるようになります。今回はその設定方法についてご説明いたします。
指定のレコードタイプを表示させるカスタムボタンの作成
指定のレコードタイプの登録画面を表示させるにはカスタムボタンを作成する際に、コードにレコードタイプIDを記述する必要があります。商談オブジェクトを例に一つずつ説明していきます。
【1】カスタムボタンの作成
商談オブジェクトを開いた状態で画面右上の歯車マークから「オブジェクトを編集」をクリックします。
左側のメニューから「ボタン、リンク、およびアクション」をクリックします。
画面右上の「新規ボタンまたはリンク」のボタンをクリックします。
下図の赤枠の部分に入力・選択してください。
コードは下記のように記述してください。
<サンプル>
/lightning/o/Opportunity/new?recordTypeId=012xxxxxxxxxxxxxxxxx&defaultFieldValues=
Name=商談名入力(必須項目)
recordTypeId=012xxxxxxxxxxxxxx
recordTypeId=の後に012から始まるレコードタイプIDを入力することで指定のレコードタイプの登録画面を表示させることができます。2行目のNameの記述は登録する際にデフォルトで入力させたい値がある場合に記述してください。デフォルトで入力させたいものがない場合は不要です。その場合は下記の記述でOKです。
<サンプル>
/lightning/o/Opportunity/new?recordTypeId=012xxxxxxxxxxxxxxxxx&defaultFieldValues
保存して次の作業に移ります。
次に、左側のメニューから「リストビューボタンレイアウト」をクリック。「リストビュー」の右端の下矢印をクリックして「編集」をクリックしてください。
先ほど作成した「レコードタイプ1」が左側の「利用可能なボタン」にあるのでクリックして、右矢印のボタンをクリックして「選択したボタン」に移動して保存してください。
商談のリストビューに戻ってページを「更新」してください。画面右上に「レコードタイプ1」のカスタムボタンが表示されるようになります。
複数のレコードタイプがある場合は、この作業を繰り返すことで下記のようにレコードタイプごとにカスタムボタンを表示させることができます。
レコードタイプ1のボタンをクリックすると「レコードタイプ1」が適用された登録画面が表示されます。
いかがでしたでしょうか?ちょっとしたことですが、何度の繰り返し行われる作業ではこうした効率化が大切になってきます。参考になれば幸いです。